皆さんこんにちは。
昨日、東京都千代田区麹町で開催されているルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン」の展示会へ潜入してきました。

1854年の創業から今日までのルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の軌跡を辿る壮大な展覧会。
2月21日までパリのグラン・パレで開催されたルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の展示会は、日本での開催にあたり日本にスポットを当てた章も加わっているとの事でどんな展示会なんだろうと入る前からワクワク。
会場の入り口には可愛いルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のトラックがお出迎え。
(自分のはちゃっかりと撮りましたが、ふざけすぎているのでご紹介はできず・・・)
今回のテーマは『旅』
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の起源である『頑丈なトランク』がメインです。
入ってすぐに飾られていたのは、モノグラムのトランク。

上流階級の旅の手段は馬車だったそうなのですが、時代の変化により旅の手段は馬車から船、鉄道、自動車へと変わり積み重ねやすくするために平らなトランクを作ったと言われています。
荷物が積み重ねやすい形状にしているのも理由があったのですね。
旅の手段が馬車の頃には、雨が流れ落ちるような形状にしていたそうです。
それがこちらのトランク。

確かにトランクの上部は丸みがあるのがわかります。
他にも沢山のトランクが展示されていて、衣類を収納するトランクや靴専用のトランク、帽子や絵画、本専用のトランクなどもありました。


実は、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のラインで初めて登場したのは、モノグラムラインではなくダミエラインの方が先だということはご存知でしたか?
1888年に登場したのがダミエライン。
日本の市松模様からインスピレーションを受けて作られたと言われていることはあまりにも有名です。
そして1896年に誕生したのがモノグラム。
こちらも日本の家紋をヒントにして作られたと言われています。

そして、日本にスポットを当てた章がこちら。
お茶の道具や食器が収納できるようになっているトランク。
もはや移動させられる家具ですね。



畳の上に展示されているこちらのトランクの上部には、ITAGAKI
と名前が入っているのがわかります。
これはびっくりですね。
さすがに立ち止まる方も多く混雑していました。
良く見ると畳のへりの部分がモノグラム♡
こんなさりげない部分に遊び心がありますよね。
今回の開催場所に紀尾井町を選んだのは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が1978年に日本一号店を出店したゆかりのある地だったからだそうです。
モノグラム・キャンバスのインスピレーションの一つとも言われる「紋」をはじめとした、板垣退助が渡欧した際に購入したと言われているトランクや京都のヴィラ九条山の職人が制作したトランク、村上隆や草間彌生など現代アーティストとのコラボ作品などを展示し、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が日本と築いてきた深い関係性があったのだと感じました。
『旅』は船へと変わり始めクルーズ旅行が増加しヨットでの旅が盛んになります。
すると大量の荷物が運べるようになります。
豪華客船での長旅では何度もパーティーがあるのでその日の予定に合わせて着替えられるドレスが何着も持ち込めるようになります。


実際に、まるで船に乗っているかのようなリアルな空間でその当時の様子が良く伝わってきました。
写真をみるだけでもまた鳥肌が立ちます。
そして旅は飛行機へ。
空の旅に作られたバッグは軽量になります。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の世界に吸い込まれる私は終始無言状態。
とても広いので途中2回もソファーで休憩。
休憩した場所はなんと列車の中。

これは鉄道での旅。
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、旅の手段が変わるたびに多様化していく柔軟性があることが伺えます。
ふっと壁をみると壁もモノグラム♡
もう完全にノックアウト。

上流階級を顧客に持つルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の美しい展示品に魅了され、どんな人がきていたのかなぁとかその時代の妄想が膨らみます。
ゴージャスな天井とシャンデリアでセレブリティーな空間にうっとり♡
初めて目にする物ばかりで本当に素晴らしかったです。
さらに工房での作業の実演もありました。
手慣れた様子で作業をこなしている姿はまさに職人でした。

私は個人的にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のノエが好きで、特にノマドラインのような革の質感があるプレーンな物が好み。
これが、展示会にもありました!!

まさにこれですこれ♡
しばらく眺めていました。
やっぱり渋くて素敵だな~と改めて思いました。
それから遊び心のあるこのトランク。

真ん中のは何だか分かりますか?
これはスケートボード(スケボー)の専用ケース。
2009年につくられたスティーブン・スブラウストリビュート
Free Arts NYC
日本でも限定で3個だけ発売されたそうですが、売り上げはFree Arts NYCに寄付されたとか。
マークジェイコブスの斬新なグラフィック=落書きは、グラフィックラインとのして話題を集めルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の歴史に名を残しました。
帰りにはポスターのお土産までいただき至れりつくせりでした。
これが無料で見られるなんて本当に信じられないですよ。
展示会は、2016年4月23日(土)から6月19日(日)までやっているので見に行く価値は絶対あります!!
益々ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の虜になった私でした♡
